なんとひと月半ぶりです。カチョーでございます。気がつけばもうすっかり冬ですね。今年はほんとに寒いです。年が明ける前に京都市内で積雪があるなんて久しぶりのことではないでしょうか。みなさん体調管理には充分気を配ってくださいね。
さて、私達プロ・ダンサーにとって冬とはパーティーシーズンを意味します。今年のキクリンとカチョーはなかなかハード・スケジュールでした。11月下旬から12月初旬の3週間の間にパーティーが5件あったのです(>_<)そのうち2件は引退パーティーでしたからフォーメーションの練習に大阪に通いましたし、1件は我らが阪田ダンススタジオの15周年記念でしたから、なんだかもう全然寝られない日々が続いて大変でした。しかしながら、引退パーティーは私達の大好きな偉大な先輩である長岡先生とのきた先生のパーティーでしたので、正直辛いと感じたこともありましたが、参加させていただいて本当に本当に良かったと思っています。そしてこのパーティーに賛助デモのご協力をくださったOさんとIさんに心から感謝しています。長岡先生のラストワルツなんて、私は号泣しすぎて付けまつげがすっかりとれてしまって、コールバックに間に合うように付けまつげを直すのにそれはそれは焦りました(^_^;)フォーメーションの練習も大阪に通うのは大変でしたが、大阪の先生方とお話をさせていただいたり、ご教授いただいたりと仲良くさせていただく機会を得られて楽しい思いをさせていただきました。
阪田ダンススタジオ15周年記念に関しては、なんだか至らないことが多くて反省することがとても多かったです。ご協賛いただいた先生方やご参加くださったお客様のおかげでなんとか閉宴することができましたが、来年にむけて課題を多く残したように思います。今後はさらに皆さまにご満足いただけるように努力したいと思っています。
最もハードな時期を乗り越えて、未だパーティーシーズンは続いているものの、少しゆとりがでてきたこの頃です。気が抜けて風邪など引かないように、この後も元気で乗り切っていきたいと思います。最後に、阪田ダンススタジオ15周年記念パーティーにご来場いただきました皆様方に、この場をもちまして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
年別アーカイブ: 2012年
カレンチャン
みなさま、こんにちは(*^_^*)カチョーです。風速60m.とかいう恐ろしい台風が過ぎ去り、なんだか急に涼しくなった今日この頃ですが、みなさんお変わりありませんか?ダンスフェスティバルも皆さまの応援のおかげで無事終わり、次はJBDF選手権という全国戦に向かって調整中のキクリンとカチョーです。昨日は台風の真っ只中にもかかわらず、徳島では試合が行われていたようですが、私達は何をしていたかというと、病気で療養中のキクリンのお父さんと一緒に競馬中継を見ていました。そうです、いよいよ秋のGⅠシーズン到来です。
昨日はスプリンターズ・ステークスという短距離戦で、文字通り最強スプリンターを決める熱い戦いでした。GⅠということもあり、出走馬には強そうな馬が並んでいましたが、この中にカチョーが今現役馬で最も好きな馬がいました。彼女の名は「カレンチャン」。美しいディープグレーの馬で、漫画かアニメのようにくりくりとした目の可愛らしい顔立ちをしているのですが、走り出すとこれがとっても速くて、最後の直線ではグイグイと伸びる素晴しい末脚の持ち主です。女の子なのに他の牡馬にもまったく引けをとらず何度も重賞を制してきた彼女に、私は少し憧れてもいます。カレンチャンのお父さんはクロフネという、かつて「怪物」、「ダートの鬼」と呼ばれた名馬で、実は今年の北海道インターの帰りに私達は牧場に寄って会ってきました。会ったといっても、ものすごく遠くから放牧されているのを見学させてもらっただけですが(^^ゞ しかしながら、これがカレンチャンのお父さんかあ…と思うと感激しました。
さて今回のレースは、カレンチャンのGⅠ3連覇という偉業がかかった一戦でしたが、残念ながら惜しくも2着に終わりました。後半の直線からぐんっと脚を伸ばしてきたカレンチャンは、やっぱり強いなあ‼という印象で見ている方も心が踊りましたが、今回はカレンチャンよりももう一つ切れる馬がいたようで、3/4馬身という僅差で惜しくも1着には届きませんでした。
カレンチャンも、今年は5歳です。どうやら今年いっぱいで引退との情報もあります。サラブレッドは500kg.近くある馬体をあの細い脚で支えていますから、少しの怪我も命取りです。過去どれほどの名馬が怪我による予後不良で安楽死したことでしょう。それを思えば、怪我のないまま引退して、次世代の駿馬を彼女に期待したいと思います。
馬達を見るたびに思うことは、今出来ることをただひた向きにやる、ということです。現役の時間は短い。チャンスはいつまでも続かないのです。私も一つ一つのフロアを大切にして、今を生きていきたいと思います。そして引退した後に、あの子はいいダンサーだったね、と言われたら最高です。
私もカレンチャンのような輝かしい座に、いつかたどり着けるでしょうか…(*_*)
ダンスフェスティバル 2012
皆さまご無沙汰しております。カチョーでございます。残暑の厳しい毎日ですが、皆さまお元気にお過ごしですか?とにかく日々が忙しくて、このブログの書き込みもなかなかできない状態なのですが、この夏もいろんな行事がありまして、忙しいけれども充実しておりました。そして夏の最後のイベントと言えば、ダンスフェスティバルです。
今年は私達がA級になってから初めて出演するフェスティバルで、プロ・ショーでは恐れ多くもソロのトリを取らせていただくことになり、自分達の中では、まだまだ道の途中でこれからやっと一選手として活動できると思っているのですが、周りからはそれなりの立場に見られているのかな、と思うと改めて身が引き締まります。また、今回はスタンダード・フォーメーションのリーダーをさせていただき、演出・振り付けをカチョーがさせていただいたのですが、練習していく中で自分の原案が先輩の先生方のアイデアでどんどん改善していってより良いものになっていって、キャリアがある先生方の意見には何度も感心しましたし、最終出来上がったフォーメーションの美しさにはやっぱりプロってすごいなあ(^O^)と、感激しました。本番の出来がどうなるかは、やってみないとわかりませんが、今回のフォーメーションには私の青春の思い出が随所にあり、それを実現するのにお力を貸してくださったフォーメーション・メンバーの先生方には、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
いよいよ、三日後にはダンスフェスティバル2012の本番を迎えます。アマチュア賛助デモに出演してくださる皆さんも仕上げのレッスンに熱が入っています。素晴しいフェスティバルになるように、カチョーも残りの時間を大切に、努力したいと思います。
ロンドン・オリンピック
毎日暑い日が続きますね。夏バテでダウンされている方もチラホラいらっしゃるようです。みなさんは大丈夫ですか?カチョーでございます。ワタクシもどちらかと言えばバテ気味のようで、先日整体の先生には、充電のできていない携帯電話みたいになってますね(-_-)と言われてしまいました。暑くて食欲があんまりナイので、食べないでいたら痩せてしまったようです。進んで食べないのでキクリンに機会があるごとに怒られていますが、食べるとなんだか胃腸の調子が優れなくなるのでやっぱりあんまり食べれないのですね。夜、涼しくなってくると食べたくなってくるのですが、確かにサイクルとしては良くないです。スポーツをしてるんだから食べるのも仕事だと言われ、まったくそのとおりだと思うのですが、なかなか実践できないでいます(-“-)
スポーツといえばただ今はロンドンオリンピックも後半戦を迎えていますが、みなさんご覧になっていますか?私はお家にいられる時は何かしら必ず観戦していますので、ここしばらくは寝不足になっております。男子バドミントン・シングル決勝と男子体操・個人総合はオンタイムにキクリンと一緒に見ましたが、二人で熱くなりました。女子も重量挙げや柔道、卓球、水泳、サッカー、バレーボールと大活躍です。今回のオリンピックは金メダルこそまだ少ないのかもしれませんが、日本史上初といった快挙が多く見られるように思います。もちろん、メダルを手にすること、その色にこだわることは選手のモチベーションを上げるのに大切な事だとは思いますが、オリンピックの舞台で最高のパフォーマンスをするべく緊張感を高めていくそれぞれの選手達は、誰しもが凛々しく潔く、自国の選手はもちろん、国や人種を超えて、本当に素晴しいですね。そして、どの競技を観戦していても思うのが、上位の選手ほど身のこなしに無駄がないということです。ただシンプルに「走る」ということだけでも、肩の位置や腕の振り方、背骨の傾斜や脚の送り方、頭の置き位置などなど、本当に自然で機能的です。体操も、目の覚めるような大技の中で、物理的な地球の法則に逆らわず、流れに身を任せて自然に演技を展開していく選手の体はとても自然で力みがなく、メンタル面でも冷静に見えます。ダンスはオリンピック競技ではありませんが、身体を最大に使うという意味では同じです。そして、どんな競技であれ、機能的に動き躍動する身体はとても美しいです。だからたとえ美を競う競技でなくとも、それを見る人は感動するのかもしれません。
まだしばらくはオリンピックも続きますから、世界一の機能美の祭典を見るために、私の寝不足もまだ続きそうです。
セール!セール‼セール‼!
こんにちは、カチョーです。梅雨がようやく明けたかと思いきや、地獄のように暑かったり、急に大雨が降り出したりして、なんとも嫌な天気が続きますね。みなさん体調は崩されていませんか?熱中症予防にしっかり水分補給してくださいね。
さて、この時期私達はサマーパーティが続くので毎週のように日曜日がナイのですが、先日一日だけ空いていたお休みの日を利用してサマーバーゲンに行ってまいりました。いつも一緒のキクリンも人混みの中でお買い物は大の苦手で、今回はキクリンを置いて一人でショッピングです。B型のカチョーは基本的に一人で気楽に行動するのが好きなので、この日は本当にいろんなお店やデパートをグルグル見て回って本当に楽しかったです。翌日は祇園祭という時でしたので、ものすごい人でしたが、かえって活気があって私はご機嫌でしたが、キクリンなんかと来るときっとものすごく嫌がって、すぐ帰るはめになっただろうな(-_-)と思います。
前にも書いたかと思いますが、カチョーはコンサバ系かポップ・ロックなお洋服が好きです。カッコイイお洋服はなんだか動きにくくて肩幅が狭い感じでどうも苦手です。しかしながらコンサバ系のお洋服はカチョーの日常生活にはあまり用がなく、今回買った服も一体いつ着るのか考えないといけないのですが、でもやっぱりリボンとかレースとか水玉が好きです。しかしながらウチのキクリンはなんだかアイドルっぽい格好が好きみたいで、一緒にお買い物に行くとミニスカートやらホットパンツやらを買ってくれるのですが、先日そのホットパンツを穿いて二人で近所の居酒屋にいると阪田社長がやってきて、私を見るなり「なんちゅう格好しとるんやっ(゜o゜)」と言って驚愕したあと、苦笑いしておりました。うーん・・・。確かに、私もそうかもしれんとは思いますが、なんせウチの主人(笑)が脚を出したスタイルが好きなもんで。完全にOFFの日はよくミニスカートを穿いていたりします。十代の時ですらしなかったようなスタイルですが(^_^;)キクリンが楽しそうなので、まあいいかーと思っています。
しかし最近はお洋服も安くなりました。デフレの影響ですかね。ドルもユーロも円高が続いて経済的には不安を覚えますが、お洋服が買いやすいのはいいですね。そしてお買い物はやっぱりリフレッシュします。日々の忙しさに身を任せていたら、あっという間に7月も下旬になっていましたが、残りのイベントも元気に乗り切りたいとおもいます。
インター・シリーズを終えて
お久しぶりです、皆さま。もうすっかり初夏ですね。カチョーでございます。6月は半ば頃から東京で日本インターナショナル選手権大会からスタートし全国を回る、インターナショナル選手権シリーズが行われ、キクリンとカチョーも皆さまに無理を言ってお休みをいただいて、約2週間試合漬けの日々を送っておりました。結果は正直なところあまり振るわなかったのですが、一日おきに試合があるので、そのためのメンタルや体のコンディション調整や、自分達のダンスの傾向と対策を試合ごとに考えたり反省したりと、今現在の自分達を見つめる良い機会になり、学びの多い素晴しい経験になりました。今後、ますます自分達のダンスを発展させるため、今回得た経験を生かして次の試合へ繋げていきたいと思います。 みなさまにはご迷惑をおかけしたかと思いますが、ご理解、ご協力いただき、ありがとうございました。
うらら・15周年記念パーティ
みなさん、お久しぶりです。お変わりありませんか?カチョーでございます。早いものでもう6月。2012年も、もう半分終わってしまいました。
先日は長岡京市のバンビオ館で、都ダンス情報・うららさんからゲストにご招待いただいてデモンストレーションを踊らせていただき、皆さまのご支援に心が温かくなりました。たくさん立派なお花や素敵なプレゼントをいただき、わざわざ応援にご足労いただいたのに、さらにこんなに気を遣って下さって、嬉しいような申し訳ないような気持ちです。お久しぶりの方も何名か見に来て下さっていて、みなさんお変わりなくお元気そうでしたので、お会いできて嬉しかったです。応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのお気持ちを受けて、またさらに頑張ろうという想いを強くいたしました。そして、次の日曜日からはいよいよインター・シーズンに突入します。どこまでいけるかわかりませんが、1ラウンドでも多く踊れるように挑戦したいと思います。
みなさん本当にありがとうございました。
目に青葉
みなさん、ごきげんいかがですか?カチョーでございます。ゴールデンウイークも終わって、またいつもの日常が始まりました。みなさん休日は充実していましたか?カチョーとキクリンはもっぱら生徒さん方のレッスンをさせていただきましたが、中にはお休みだからこそレッスンに来ていただけるという方もいらして、そんな時に私達を思い出して足を運んで下さることは、ありがたくも嬉しいことです。
さてそんな中、ゴールデンウイーク最後の日曜日だけ、私達もお休みをいただきました。前からこの日は二人でお買い物に行こうと思っていたのですが、朝起きて突然キクリンが「清水寺に行くぞ。」と言い出しまして、清水寺にも行くことになりました。お出かけの準備に時間のかかる私にものすごく不機嫌になったキクリンと共に、とりあえず出発(でも女子は男より準備が多くて時間がかかるんだよ!!)。微妙な距離感で清水寺まで向かいます。当日は晴天で、観光客も多く賑わっていましたが、花見小路から少し外れるだけでグッと人の数も減って、粋なお茶屋さんの並ぶ京都らしい町並みが続きます。そこからどこをどう歩いたのか、五重塔に出て、二条坂のあたりではキクリンも機嫌が直ったようで、写真を撮りながらウキウキと歩いておりました。
私には全くその気はないのですが、キクリンはいわゆる霊感と呼ばれるものがあるようで、いろいろと苦手な場所があるそうです。たとえば下鴨神社の特に糺の森。足を踏み入れることもできないほど、恐ろしい気配がするんだとか。それに反して清水寺は大好きなんだそうです。私も清水寺は何年ぶりかで行きましたから(しかも春の昼間なんて)忘れてましたが、お寺に入ってすぐにああ、確かに素晴しい場所だな、と思いました。視界いっぱいに広がる山々の新緑は若々しい透明感に満ちていて、圧倒的な迫力で迫ってきます。こんなに目の中が緑一色になったのも久しぶりです。空気もなんだか酸素が多いのか、だんだん脳がクリアになって気分も良くなってきます。おまけにキクリンが引いたおみくじが何年かぶりに大吉で、二人ですっかり上機嫌です。キクリンの突然の思いつきで出てきた清水寺ですが、来て良かったな、と思いました。
帰りはまた二年坂の横のお店を覗きながらフラフラと歩いてくだり、河原町でお買い物をして、そのまま食事を済ませて帰宅しました。久しぶりに練習もせずによく遊んだ一日でした。
しかしながら、京都というのは少し足を伸ばせば清水寺のような素敵なお寺を訪ねることができて、いい所だな、と改めて思います。また、その周りの町並みも、建物の高さが低く自然が豊富で心和みます。大阪や東京に行くと、建物がやたら高いのでビックリしますが、あえて近代都市化せずに景観を守ったところが、今また京都を魅力的にしていると思います。おかげでとってもリフレッシュできました。次は来月のインターシーズンに向けて、頑張ります!!
美肌の魅力
こんにちは、カチョーです。今日は春らしい素敵なお天気ですね。桜吹雪も華やかに、なんとも美しい一日です。みなさん、お変わりありませんか?
過ごしやすくて良い季節にはなったものの、みなさん花粉症は平気ですか?私はキクリンほどではありませんが、軽い花粉症です。毎年鼻水がタラリとなってうっとおしいのですが、今年はどうも肌の調子もあまり良くなくて、なんだか目の周りが痒いし全体的に過敏になっているようで表面がざらついているような気がして、ちょっと気になっています。
もともと、お肌に関してはここ1、2年ほどは気をつかってきました。何といいますか、やっぱり肌って年齢なりの姿になってくるといいますか。悲しいですが(~_~)。20代の頃は基礎化粧品なんてあまり興味がなくて、ぶっちゃけ肌荒れさえ起こさなければなんでも良かったのですが、今思うと、何でもいいと思えるほどトラブルもコンプレックスもなかったのでしょうね。実際、若かった頃はたまにはりきって高価な化粧品を使ってみても効果を感じれることがあまりなかったように思います。それもそのはず、もともと問題がないわけですから。しかしながら、今はそうゆうわけにはまいりません。昨日も福本ともえ先生とおしゃべりしていたのですが、彼女のピカピカつるつる肌を見ていると、こんなむきたての桃みたいな肌の人達と同じフロアで戦っているのだな、と急に現実的になって、俄然やる気になりました。
しかしながらお肌というのは、生まれ変わっていくものですからそう簡単に結果がでるものではありません。栄養状態や生活習慣も大きく現れるものです。良かれと思うことをこつこつ継続していくのが美肌の道ではありますが、ここ最近の美容技術というのはその地味な作業を一気にすっ飛ばして急激な変化をもたらしてくれます。基本的にカチョーは基礎化粧品は無添加派なので、普段は肌への作用が緩やかで穏やかな物を使っていますが、ここ数日、試しに外資系ブランドの美容液を使っています。これがスゴイ(゜o゜)!数回の使用で肌の張りが上がって、毛穴も締まったようです。嬉しいような、反面ものすごく怖いような・・・。一体何が入っているのでしょう。見るからに化学物質的なテクスチャーで、スッと馴染んでしまいます。そしてこのシリコン的皮膜感・・・。無添加派のカチョーには逆に恐ろしい即効性ですが、確かに魅力的な効果ではあります。
魅力的な美肌を手に入れるためには、ここはひとつ化学に頼ってみるべきか・・・。いや、依然同様あくまでも安全なものにこだわるべきか・・・。どうでもいいことではありますが、最近ちょっとしたジレンマに陥っているのでした。
正しく歩く
みなさん、ごきげんいかがですか?カチョーでございます。早いものでもう4月。桜の美しい季節になりました。さて、春のコンペ・ラッシュも先日の広島国際親善ダンス競技大会で一段落し、少し落ち着いた気分になりましたので、今回は春の試合を通して感じたことを書いてみたいと思います。
私個人は、スタンダードダンスとは、向き合った男女が美しく歩く事だと思っています。ですから個人的に解剖学や歩行分析の本を読んで、自分なりに体のあるべき姿や使い方を理解しているつもりなのですが、前進歩行はさておき、ダンスというのはとても特殊で後退歩行が連続で行われたりします。この後退歩行に関しては、けっこう頑張って探したのですが資料も文献も見つけることができませんでした。そこである日のカリパス塾で佐藤吉将先生に後退歩行について質問したところ、先生からは「初期接地がボールになるだけで、前進歩行の完全なるリバースになります。」とのこと。その時はそれで「なるほど(・o・)」と分かったつもりだったのです。
その後、ティモシー・ホーソン先生のレッスンを受ける機会がありました。彼はとにかくとってもフットワークに几帳面な先生で、踵の外側から足指の爪が床に触るまで、両足をちゃんと使わないと許してくれないので、大雑把なカチョーには苦手なレッスンなのですが、今回ティモシーが忍耐強く付き合ってくれたお陰でピン(・・!)ときたことがあり、「もしかして足ってコンパスみたいになる?」と聞いたところティモシーは「コンパス!いいね、コンパス!そのとおり(^_-)」と認めてくれました。ここでもまた「なるほどなるほど(・o・)」と何か自分の中で繋がったような気がしました。
そして先日の広島国際親善試合です。チャンピオンのアルナス&カチューシャもこの試合にはエントリーしており、それはそれは素晴しいダンスを披露してくれたわけなのですが、とりわけ私はカチューシャのフェザーステップに目を奪われました。確かに「前進の完全なるリバース」でした。私の中では長く疑問だった後退歩行ですが、カチューシャを見てなんだかいっぺんに分かったような気がしました。そして彼らの滑らかな連続スピンは両足がいつもフロアに接していて、それぞれの足がフロアに円を描くように使われています。そう、まさしくコンパスです。自分では正しく歩くことが大切だと知っていても、やはり実際は派手なトップの動きに気が集中して、足元にちゃんと意識がなかったなーと彼らを見て反省しました。なぜティモシーがあんなにもフットワークにこだわるのかも、今は本当に良く分かります。足元が正しく機能することが、クリーンでエレガントなダンスの源なんですね。そしてチャンピオンとは、世界一正しく機能的に大きな歩幅でラクラクと歩ける人達のことをいうのではないかと、カチョーは思います。
6月はまたインター・シーズンが到来します。今回学んだことをよく考えて、インターまでに少しでもフットワークを改善して、よりスムーズに踊れるように努力したいと思います。