みなさま、こんにちは(*^_^*)カチョーです。風速60m.とかいう恐ろしい台風が過ぎ去り、なんだか急に涼しくなった今日この頃ですが、みなさんお変わりありませんか?ダンスフェスティバルも皆さまの応援のおかげで無事終わり、次はJBDF選手権という全国戦に向かって調整中のキクリンとカチョーです。昨日は台風の真っ只中にもかかわらず、徳島では試合が行われていたようですが、私達は何をしていたかというと、病気で療養中のキクリンのお父さんと一緒に競馬中継を見ていました。そうです、いよいよ秋のGⅠシーズン到来です。
昨日はスプリンターズ・ステークスという短距離戦で、文字通り最強スプリンターを決める熱い戦いでした。GⅠということもあり、出走馬には強そうな馬が並んでいましたが、この中にカチョーが今現役馬で最も好きな馬がいました。彼女の名は「カレンチャン」。美しいディープグレーの馬で、漫画かアニメのようにくりくりとした目の可愛らしい顔立ちをしているのですが、走り出すとこれがとっても速くて、最後の直線ではグイグイと伸びる素晴しい末脚の持ち主です。女の子なのに他の牡馬にもまったく引けをとらず何度も重賞を制してきた彼女に、私は少し憧れてもいます。カレンチャンのお父さんはクロフネという、かつて「怪物」、「ダートの鬼」と呼ばれた名馬で、実は今年の北海道インターの帰りに私達は牧場に寄って会ってきました。会ったといっても、ものすごく遠くから放牧されているのを見学させてもらっただけですが(^^ゞ しかしながら、これがカレンチャンのお父さんかあ…と思うと感激しました。
さて今回のレースは、カレンチャンのGⅠ3連覇という偉業がかかった一戦でしたが、残念ながら惜しくも2着に終わりました。後半の直線からぐんっと脚を伸ばしてきたカレンチャンは、やっぱり強いなあ‼という印象で見ている方も心が踊りましたが、今回はカレンチャンよりももう一つ切れる馬がいたようで、3/4馬身という僅差で惜しくも1着には届きませんでした。
カレンチャンも、今年は5歳です。どうやら今年いっぱいで引退との情報もあります。サラブレッドは500kg.近くある馬体をあの細い脚で支えていますから、少しの怪我も命取りです。過去どれほどの名馬が怪我による予後不良で安楽死したことでしょう。それを思えば、怪我のないまま引退して、次世代の駿馬を彼女に期待したいと思います。
馬達を見るたびに思うことは、今出来ることをただひた向きにやる、ということです。現役の時間は短い。チャンスはいつまでも続かないのです。私も一つ一つのフロアを大切にして、今を生きていきたいと思います。そして引退した後に、あの子はいいダンサーだったね、と言われたら最高です。
私もカレンチャンのような輝かしい座に、いつかたどり着けるでしょうか…(*_*)