こんにちは!カチョーです。ここにきてまた急に冷え込んできましたが、みなさんお変わりありませんか?体調を崩されないように気をつけてくださいね。
さて、キクリンとカチョーは二年程前から木下喜一郎・尚美先生にお誘いいただいて、「大阪カリパス筋衛門塾」というプロ競技選手をメインにした勉強会に参加させていただいています。今回はこの筋衛門塾のお話。
講師は全日本ナショナル・チームの強化選手達のケアを担当している佐藤先生で、最近ダンス雑誌などでもよく先生の記事をお見かけしますし、一度京都のインストラクター協会でもゲストにお迎えしたことがあります。佐藤先生ご自身はダンスを踊らない方なのですが、勉強会では体本来のあるべき姿と仕組みを細かに説明してくださっていて、将来的にそれを通してダンスの動きを一緒に考えていきましょうというのが目的です。一度の勉強会で学ぶのは体の1パーツ、例えば足部だったり、膝、股関節、骨盤などひとつひとつを丁寧に分析していきます。私達はありがたいことに初期メンバーとしてこの塾に参加させていただいているので、いままでにずいぶんたくさん学ばせていただきました。特にカチョーは幼少からバレエのキャリアが20年程ありますから、どうしてもそのままだとボールルーム・ダンスのテクニックやスタイルに反発してしまうことが多々あってとても悩んでいたのですが、この筋衛門塾に参加させていただいて佐藤先生のお話を聞くうちに、自分の中で整理できずにいたものがスッキリと片付いて、いまではほとんど悩みなく、素直にダンスのレッスンに集中できますし、コーチャーのアドバイスにも深く納得できます。そして思うことは、素晴しいダンサーは体の仕組みを良く理解している、ということです。どうすれば自分の体が思うように動くのか心得ているのです。カチョーがバレリーナを目指していた時代は、例えばバレエ・セミナーに参加するとバレエの為の解剖学なども勉強しましたが、ボールルーム・ダンスにおいてはあまりそういったことを特別に学ぶ機会はありませんでした。ダンスはバレエと違って一本化したテクニックがあるわけではないので、いろんな情報に惑わされやすいですし、どの情報が正しいのかを理解し、選択するのは時間がかかります。そんな中で佐藤先生の話は、こじれた頭を整理してくれます。
今後もこの筋衛門塾が続くかぎり、私達も一緒に学び続けたいと思いますし、それをまたみなさんにお伝えしていきたいと思っています。そして自分たちの技術向上と共に、みなさんに健康で元気に長くダンスを楽しんでいただけたらと願っています。