有馬記念

 皆さんこんばんは。カチョーでございます。なんとまあ寒い日の続きますこと。外を歩くと耳がちぎれそうです。さてさて、パーティもすべて終了し、年末に向けて掃除などしながら久々に心穏やかな日々を送っております。皆さんクリスマスはどのように過ごしましたか?いろいろご予定はあったことでしょう。カチョーはというと、有馬記念を観戦しておりました。
 今年にわかに競馬が(というか競走馬が)気になり、キクリンに無理を言ってお休みの日に京都競馬場へGⅠ観戦に連れて行ってもらってから、今競馬がマイ・ブームです。もともとは、「人間を四足にして走らせた時、馬が一番体の構造が似ている」という情報を耳にしたことがきっかけで興味をもったのが始まりです。実際真近で見て思ったことは、まず速く走るための体のバランスがあるんだろうな、ということです。GⅠ馬の洗練されて締まった馬体と毛艶、すっきりした首に長い脚。ダンス界のトップ選手が踊る前から美しいのと同じように、競技に強い者というのはおのずと美しくなるのでしょうね。それに比べてGⅠに出られない馬はやっぱりどこか垢抜けない感じが否めませんでした。それでも走っている馬達はどの馬もひたむきで美しかったです。命が全力で輝いている感じがして、いっぺんに虜になってしまいました。
 今年の有馬記念はスターホースが集結したドリームレースでした。今年は6年ぶりにオルフェーブルという三冠馬がでましたし、現役最強馬ブエナビスタのラストランということもあり、注目度も高かったようです。オルフェーブルは菊花賞の時、ゴール直後に騎手を振り落としてしまうほど気性が荒くてヤンチャな馬ですが、そんな闘争心溢れるこの馬がカチョーは自分と重なって気になっていました。
 レースは序盤スローペースで、どの馬もお互いを計りながら走っているような様子でしたが、最終コーナーを廻ったところからオルフェーブルがガツンとハミを噛んで頭を下げ、グイグイと先頭に出てきたかと思うと、体の限りに脚を伸ばして一気にゴールへ飛び込んだのでした。勇猛果敢とはあのことでしょうね。テレビの中ながら大迫力でした。そして彼は4冠馬になりました。
 競走馬とダンサーはよく似ていると思います。個人的には小さな体で空を飛ぶように走ったディープインパクトが目標ですが、今はオルフェーブルの時代なので。来年もオルフェーブルに注目しながら、彼らのように美しく強く走れるダンサーを目指して頑張っていきたいと思います。