みなさま、ごきげんいかがですか?カチョーでございます。今日からはイギリスでUK戦が始まっている模様。新年早々渡英された先生方も多くいらっしゃいますので、みなさんのご健闘をお祈りしながら、カチョー達はというと、日々来月5日に行われるスクリブナー杯に向けて練習中です。私達にとってはA級デビュー戦になりますので、なんとか爪痕を残したいところであります。
さて、今後A級戦を戦っていく上で、昨年末からキクリンと話し合っていたことがありました。それは自分達の踏風と観客から期待されるパフォーマンスについてです。カチョーが好きなタイプのダンサーは、ドナ・シングラーとか、リン・マリナー、アナ・ミケッド、最近ではモニカ・ネグロなどゆったりとソフトであり、ボリューム満点でゴージャスな感じが好みです。そうです。ちびっ子で貧相なカチョーにはないものばかり。おまけにバレエ上がりのカチョーはどうしても動きがピンピンしてしまって、なかなか彼女たちのような懐深い動きができなくて、苦労します。それでもなんとかあのようなムーブメントにならないかと日々模索していたのですが、昨年一年の競技やデモンストレーションを通して二人で相談して、今年は無いものねだりをしないで、自分達ができることを精一杯しよう!ということになりました。そういうことで、ただ今ルーティンの大改造中です。
私達の踏風とは、一言でいえば「ピュンピュンしている」って感じでしょうか。良くない意味で軽いせいなのでしょうが、逆に軽いからできるんだ!というステップを選択してルーティンを組みました。参考にしたのは、ロシアのアマチュア競技選手たちのルーティンです。最近ではYouTubeで簡単に彼らのパフォーマンスを見ることが出来るので便利です。彼らはIDSFとWDCのややこしい関係でイギリスのビッグ・タイトルには参加できないようで、日本ではあまり見かけることがありませんが、今ロシアの選手達はすごいことになっています。なんというか、ダンサーというよりコサック兵といったほうがいい感じでしょうか。とにかくやたらと体が強くって、身体能力がハンパないのです。女の子だってすごく可愛らしい顔立ちなのに、どんなに振り回されてもビクともブレずにピタリと付いていくのですから驚きです。強烈な重心の安定からくるトリッキーな動きは活き活きとしていて、見ていて興奮します。私達にこれのどこまで出来るかわかりませんが、とにかく今後はここを目指そうということになりました。
誰かのステップを取り入れるときはいつも思うのですが、こんな難しいことをなんと彼らは易々とこなしているのでしょう。特にタンゴは、タイミングも早いしステップの数も多いし息つく暇もありません。これを実際競技のフロアで踊るとなると、他の選手との兼ね合いでフロアクラフトも考えて踊らないといけませんから、キクリンはさぞ頭を悩ますことでしょう。私もフォローできるかどうか自信がありません(~_~;)先日寄せていただいた練習会で新しいルーティンを試してみたのですが、やっぱり上手くいきませんでした・・・。残り二週間でどれほどこなせるようになるか分かりませんが、せめて人前で踊っても恥ずかしくない程度には踊れるようになりたいと思います。頑張ります(・へ・)